損失が大きい場合でも確定申告をしよう!損失は3年間繰り越せる

FXで生じた損失は他の同じ種類の投資の利益と損益通算ができますが、それでも損失をカバーしきれなかった場合、あるいは他に同じ種類の投資はしていないような場合には利益になっていませんから確定申告の必要はありません。しかしながら投資家を救済する制度としてその損失分を翌年以降に3年間繰り越せるようになっています。このため翌年に例えば大きな利益が出たとしても繰り越した損失分を控除できて、所得税が軽減されることになります。

損失も確定申告が必要

この繰越を行うためには、今年何もせずに翌年になっていきなり昨年損失がこれだけ出ていたと主張しても駄目で、今年の確定申告で損失を申告しておくことが必要です。それは面倒だと思いガックリしている人もいるかと思いますが、これさえしておけば来年以降節税に繋がる可能性がある訳ですから、やはり確定申告しておいて損ということはありません。国が用意した制度ですから利用できるものはできるだけ利用して、自分の資産を守ることが必要です。

損失の確定申告には

まず国税庁のホームページから申告書付表の『先物取引に係る繰越損失用』という書類をダウンロードします。これを作成すればどのような損失が繰越されるのかが判るようになります。当然ですが2年目、3年目にも損失を繰り越す場合にはそのたびに、同じように申告する必要があり、2年目、3年目にも新たに損失が出た場合もそれについて記入することができるようになっています。申告が途切れないように注意してください。

申告書を作成する

申告書は利益が出た場合の第三表ではなくて損失用の第四表を使います。前記申告書付表の『先物取引に係る繰越損失用』ができていれば作成できます。したがって損失を確定申告する場合には第一表、第二表、第四表と申告書付表の『先物取引に係る繰越損失用』を用意することが必要になります。やはりちょっと面倒ですが損失の数字さえはっきりしていれば難しいというものでは有りません。2~3時間あれば十分作成できる物でしょう。

難しくて分からない場合

作成方法がむずかしくてわからない場合には、税務署にFX業者が発行する年間収支報告書と申告書付表の『先物取引に係る繰越損失用』を持っていって記入の仕方を教えてもらってください。申告期間末期になってくると税務署も混みますから、何かを聞きたい場合にはなるべく早く行くほうが良いでしょう。作成したら必ずコピーを取っておき、来年以降また税務署に聞きに行くのではなくて、作成のときに参考にできるように保管しておきましょう。

どうしても自分ではできない場合

自分ではこのような書類の作成はできないという場合には、損失ということで誰かに言うのも気が向かないとは思いますが、税理士に依頼することも考えて見ましょう。もちろん守秘義務が有りますから、誰が損失が出ているというようなことは漏れることはありませんし、一つ依頼しておけば、後々税金についての相談相手になってくれますので、大きな力になってもらえます。もちろん料金はかかりますが、自分の割く時間を考慮すれば、かえって安いかもしれません。
(⇒面倒な人は税理士を利用しよう

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